香港(中国)

2016年08月31日21:20

日常の中に非日常な場面を取り入れると、私の生命は活性し躍動感溢れだす。
生きているそのことだけで充分ありがたいというシンプルな自分へ軌道修正できる。
旅という非日常がある日常、それが私の生き方。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

搭乗機が離陸。
フェイウォンの夢中人が全身に響く。

イギリスから返還された2年後の1999年。
重慶大厦(チョンキンマンション)に泊まりたい一心で訪れた香港へ再び。
hongkong a




もちろん今回も重慶大厦。


綺麗な外観になったよう。
hongkong d



でも裏へ回ると・・・
hongkong c
相変わらずで妙に嬉しい。




1泊80香港ドル(約1000円)のドミトリーがとれました。
hongkong b



自分のベットに荷物を置き夕方の街へ。
電飾で賑やかさ増す夜の香港。
hongkong h


その後、日付けが変わる前にと部屋に戻ったら、、、、ん??
下のベットから欧米系メンズが顔を出し、「hi !!」。

「・・・」。



思わず笑ってしまいました。

久しぶりにミックスのドミトリーです。
もちろん秩序は保たれております。
 



そんなこんなな香港での時間が始まり感じたことがありました。
慣れない場所ではその場その場の観察力や洞察力が重要で出来るだけ素早く細かな状況把握がその後の行動のし易さを左右します。渡航は3年ぶりの今回、過去の自分よりそれが鈍っていると気付かされました。 


日本だと初めての場所でも国内だから形態や仕様が予測通りである場合が多く順調に事が運び易い。
そう、だから国外に出て違う文化に触れ意表をつかれるようなことを自分に与える必要性を痛感しました。



反面、大きな嬉しさもありました。
前回の香港訪問での私は中学生時に発症した海老アレルギーを抱えており食の冒険ができずでした。
現在は、ヨガの教えを実行する生活によってアレルギーを克服しています。
屋台を覗き惹かれたら躊躇なく食すことができる自由度の高い今、前回訪問時とは全く違う充実感や解放感に満たされました。





さて。
中国本土との境、深圳へも行ってみました。
イミグレーションがあるので香港から出国した状態です。
hongkong e


すぐ香港に戻るので歩ける範囲で放浪。
同じ中華圏なので越境感は薄いけれど、香港では見かけなかった手作り感満載の電動機付き自転車?いや漕がずでも走行していたのでバイク??ま、そんなのに乗ってる人が多数でした。


深圳駅周辺は立体交差の道路が多く歩行者は地下を大回りさせられます。
けれど、通行人を見ていると明らかに自動車専用であろう道へ次々と入っていくのです。
私も続いてみました。
hongkong g


はい、そうですね。
駅への最短距離ですね。
hongkong f
毎度ながら旅先ではその土地の空気に紛れていたいだけの私です。



何をしに行ったのかと問われると説明に困るけれど、自分の中では大きなものを掴んだ感ありの香港での時間でした。
今回も充実の時間を本当にありがとうございました。
 
スポンサーサイト

西成区・高野山 (大阪府・和歌山県/日本)

2014年08月03日21:54

日常の中に非日常な場面を取り入れると、私の生命は活性し躍動感溢れだす。
生きているそのことだけで充分ありがたいというシンプルな自分へ軌道修正できる。
旅という非日常がある日常、それが私の生き方。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


大阪で安宿を検索すると新今宮界隈の宿が多く出てくる。

以前に一度この辺りで泊まろうとしたことがあった。けれど何となく躊躇する自分がいたのと、身内からの「やめとけ」のひとことで却下。


もうあれから何年経っただろう。

今回の関西はどう過ごそうか思案する中で私の中に新今宮が再浮上。
深い理由は何もなく、ただどうしても今向かうのはここだという想いがしてならなくなった。それだけ。

最近はバックパッカーが安宿を求めここを訪れることが増えたよう。雰囲気が変わってきている様子。
20140728aa.jpeg
実際、降り立ってみると確かにそう。
昔は足がすくんでしまうくらいの緊迫感や恐怖感が漂っていたけれどそれはかなり薄らいでいる。独特の臭いも薄らいでいる。22時頃でも女性が1人歩きする姿がある。



荷物を宿に置き周辺を歩いた。

道端で座り込んで飲酒する数人が大声で言い争いしている。けれどその内容は子供の喧嘩のよう。彼らは大声を出すその行為自体を必要としているだけなのだろう。
何をするでもなく座り込んでいる人たちが道端にたくさんいるけれど通りすがりの人を攻撃しようとする空気は感じない。あとをつける様子もない。湿度低く過ごしやすい日だったから暑さでへばって動けないという様子でもない。



これを読んでなぜか元気が出た。
20140728bb.jpeg


多くの複雑な想いが私の中で回る。
宿へ。




3畳一間の小部屋。
20140728ii.jpeg
荷物を身体から離し身軽になって寝られることはとても贅沢で有難いことだ。でもこれは、費用を切り詰めた旅をしなければ気付けないことなのかもしれない。

この部屋の歴史を知ることはできないがきっとたくさんの人のいろんな気持ちがここを通過していったのだろう、そう感じる。


すぐ近くには通天閣。
20140728jj.jpeg


西成についてはいろいろな情報があるけれど他のアジアの国の安宿街の空気と変わらない、いや、ここ安心かもとも思える。生まれ育った国だからそう感じるのかも知れないが。
それよりこの地域の高齢化に伴う問題が深刻になっているのが現状のよう。少なくとも今私からここが危ない場所という感想は全く出てこない。


現代は情報がすぐ手に入りそれに助けられる面は増えている。でも情報と実際は全然違うことも多い。
敬遠されるイメージが強い西成、しかしここに来なければ今の西成の真実は判らない。


私たちは経験をし真実を知ることをしなさ過ぎている。
情報を得てもそれが真実なのかを確かめないままSNSなどで拡散する姿勢は間違っていることに私たちは気付かなければいけない。

経験し真実を知る、それがヨガ。



さて。
新今宮周辺は鉄道駅が多い。
高野山へ行くにも便利。


そう、高野山。
7月上旬に書類整理をしていたらヨガ師匠龍村修氏の高野山合宿の案内を発見。すっかり忘れていた。
20140728cc.jpeg
予定のない日と見事に重なっている。行けということだな。即決。


新今宮に降り立った翌朝、通勤ラッシュの南海電車に揺られる。
進むほどに景色はどんどん緑が多くなっていく。
走る電車の隙間から入って来る空気が森林の匂いになっていく。


高野山駅ひとつ前の極楽橋駅。
20140728hh.jpeg





極楽橋。
20140728dd.jpeg
今回ここから自力で登っていく予定だった。
けれど、先日の台風で歩行困難区間があるのと熊出没情報があり断念。
私には熊と意思疎通できる自信がどうも湧いてこない。





ケーブルカーで高野山登頂。
20140728ee.jpeg





高野山駅から歩いて大門へ。
20140728ff.jpeg





来年は高野山開創1200年。
20140728kk.jpeg





高野山内での大まかな動線を事前に決めていたけど、それに拘らず自ずと心身が向かう方へ進むことに。

結果、奥の院へ向かう事ばかりに。



一の橋。
奥の院の参道はここから始まる。
この先は聖域。
20140728gg.jpeg
奥の院まで約2km。


たくさんの杉と墓、鳥の声が響き渡る。
聖域を歩きながら内観している自分にふと気付く。無意識に動禅をしていたことに驚いた。




御廟橋から向こうは聖域中の聖域。
その最も奥、奥の院御廟裏手に立つとなぜかそこからなかなか離れることができなかった。
20140728ll.jpeg





合宿の内容で冥想についての座学が多かったことも併せ、今回の高野山で今の私は動禅より座禅を通じ内観を深めよと教えられたのだ、と受け取りました。

また、奥の院を背に歩く時「冬の高野山にも来てみたい」という想いが何度も浮かびました。

再びここへ参ることとなる日までこの先も日々自己研鑽を続けます。
たくさんの気付きがあった数日間でした。ありがとうございました。

ソウル・新大久保(韓国・日本)

2013年11月01日22:12

日常の中に非日常な場面を取り入れると、私の生命は活性し躍動感溢れだす。
生きているそのことだけで充分ありがたいというシンプルな自分へ軌道修正できる。
旅という非日常がある日常、それが私の生き方。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5度目の韓国、うち4度目15年ぶりのソウル。
20131027aa.jpeg


日本語表記や日本語アナウンスが溢れてる。

確かついさっき、成田から国際線で到着し入国審査で指紋と顔の撮影された、それら全てが気のせいかと思えてくるほど海外へ来た感じがしない。
前はもっと動物的勘を働かせて空港からソウル市内へ向かったけど、もう今は仁川空港付近でその能力は不要みたい。


空港からソウル中心部へ鉄道を利用。
チャージ式交通カードの支払いだと運賃割引に。
このカード購入に3000ウォン(約300円)、多く活用予定だから無駄にならない計算。こういうところで関西人の血が騒ぐ。
駅窓口で「I'm japanese. I want to buy.......」怪しい英語で尋ねたら「コンビニで買えま〜す」と日本語で返ってきた。この瞬間の恥ずかしさは超がつく。
20131027bb.jpeg



まず、明洞を目指してみた。
20131027dd.jpeg



欧米人も楽しめるであろう歓楽街。
20131027cc.jpeg



15年の月日を経た今の明洞に紛れつつ、頭の片隅でどの辺りの宿にするか模索。



今回の宿選び、安さとオンドル部屋は外せない。
前日の仕事の疲労も連れてきてしまってる、休養も兼ねたい。
じゃ、24時間営業のスパか、やっぱり。



旅行者ご用達スパでなく、地元密着型スパを目指す。
手に入れた情報は最寄り駅と徒歩所要時間と住所。



スパ最寄り駅から街へ降り立つと、ハングル文字のみの看板が多い。
昔ながらの古い商店街、すごいワクワクする。
20131027ee.jpeg



私の日常には環境整備され過ぎて人工的で不自然な場所が多い。それに慣れきってそこでしか生きられない自分にはなりたくない、と思ってはいるものの、従っている。

現代はインターネットの普及で便利になったはいい、この放浪もその恩恵を贅沢に受け成り立っている。けど、常に危機感や違和感は私の内側にある。私の中の矛盾だらけに苛立つ。だから、この現代社会と私自身の自然さを保つためのちょうど良い道を見つけようと日々もがいている。

韓国に来たけれど、一日数千円払えばいつもの携帯端末でいつもと同じ作業が出来てしまう。だけど今回はそれを喜べない自分だった。なぜかな?きっとやっぱり私にとっては不自然、こんなに発展しなくてもいいのに、とも思っている。少し不便なくらいでいい。少し足らないくらいがいい。国際ローミングはオフ。


さて。スパ探し。地図は無い。
適当に歩いてたら見つかるだろう。


ん?
ちゃんと真面目に歩いたら見つかる、だろう。




あれ??
この番地に全然近付かんやないの。




歩き疲れ途方に暮れ始めた頃、この看板発見。
20131027ff.jpeg

マークって素晴らしい。
海外では数字とマークと漢字、経験、に救われる。


こういう展開の時にすぐネット検索する癖をつけたくない、というのが私。
自分自身の勘や経験を頼りにしたい。そう、自灯明。



あったあった。
20131027gg.jpeg
辿りつけた嬉しさで思わず「わかりにくいわっ!」と商店街の奥地でツッコミを入れる。

ジャグジー風呂数種類、歩行風呂、水風呂、サウナ数種類、オンドル大広間、館内着とタオル2枚付き、15時間滞在可能で6000ウォン~8000ウォン(約600円~800円 入館時刻による)

浴室の棚には常連客のものであろう入浴セットがずらり並んでいて、本当に地元の人たちばっかり。


今の日本で仮眠室が男女混合などあり得ない、でもここはそう。
違和感も恐怖感も何もない。居やす過ぎてしまい、朝チェックアウト後、最寄駅のコインロッカーに着替えなどの荷物は放り込み、そして夜また帰って来て、を繰り返し全部ここに泊まる。





ところで。
ぱっと見、私は韓国人、らしい。
安い衣料品店で買い物中のおばちゃんに、スーパーでレジのおばちゃんに、その他至る所にて、何の違和感なく韓国語でぶわーーーっと話しかけられる。

話される内容が同意求め系なら相槌と笑顔でスルー、でも質問系だと相手はやっとそこで理解してない私に気付き「ん?チャイニーズ???」。・・・私は日本人になれないのか。
自分で自分を指差し「イルボン、イルボン」と何度言ったか、この数日間。




人間くさい空気があるところへ行きたくて市場と名のつくところを目指す。

そうそう、このごちゃつき感。嫌だけど嬉しい、よく判らないこの感情。
ここは南大門市場。
20131027hh.jpeg

買いたいもの見たいものがあるわけじゃない。ただ、この空気の中に紛れていたい、それだけ。そう、それだけで私の生命が喜んでいる。ヨガである。


ソウル地下鉄の路線図に「可樂市場」駅というのを発見。
ネーミング的に楽しそうなので行ってみた。
20131027ii.jpeg



ら、土産物屋ずらり系市場ではなく、また違う人間くささ全開な水産市場だった。
だだっ広い。全てが大量販売。
私にとって「そんなに要りません結構でございます」なとこがまた楽しい。
20131027jj.jpeg




人間らしい活気ある空気を楽しんだ韓国ソウル。
あっという間に帰りの搭乗機へ。


成田に到着する直前、妙にまたナムルが食べたくなり、急遽その足で新大久保のコリアンタウンへ。
20131027kk.jpeg


日本語表記多い、そりゃそうか。
でもこの時の私は、日本なのか明洞なのか、判らなくなる。


荷物になるから土産はほとんど買わない私。
帰国し税関で「荷物はそれだけですか?」と何回も聞かれる。
荷物少ないのは怪しい、の?



そんななのに「ここで土産買わな!!」と、こういうとこでまた関西人の血が騒ぐ。
20131027ll.jpeg




私にとって居心地良い空気がたくさんあり、でも、すごく色々感じ考えさせられた放浪でした。
ありがとう、韓国ソウル。また来させて下さい。

比叡山・坂本(京都・滋賀/日本)

2013年10月04日22:13

日常の中に非日常な場面を取り入れると、私の生命は活性し躍動感溢れだす。
生きているそのことだけで充分ありがたいというシンプルな自分へ軌道修正できる。
旅という非日常がある日常、それが私の生き方。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関西へ帰省し、久しぶりに比叡山へ行こうと思い立った。

今回の出発地は京都の出町柳。
いつも公共交通機関を使っての比叡山登頂は滋賀からだったので新鮮な感じ。
hieizan1.jpg




ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ比叡山頂へ。
hieizan4.jpg




振り返ったらこんな景色。京都の街。
hieizan3.jpg




自然歩道の森林で深呼吸しながら歩きたかった、それが今回の最大の動機。
hieizan5.jpg




見渡せる範囲に誰も居ず。
hieizan6.jpg




曇っていた空がどんどん明るくなり、木の間から射し込む光線にハッとさせられた。自分の立ち位置、枝や葉の様子、太陽の角度、雲の流れ、そのどれが欠けてもこの情景とは出逢えない。
hieizan7.jpg


諸行無常。
もう二度と同じ場面は無いその貴重さに気付かされるたび、自分の生かされている道のどの地点も無駄にしてはいけないと身が引き締まる。


一歩一歩噛みしめるように歩いていく。


途中から延暦寺境内に。
hieizan8.jpg




東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」と大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、総延長1,697.2km の長距離自然歩道。そんな長い一部だったとは。
hieizan9.jpg




人の話し声やざわつき感はなく、心静かな自分を保ちやすい環境、山の自然が発する空気や力、目に見えないたくさんのもの、を与えていただけました。この場所ではただの散策ではなく、統一集中の時間、動禅となりました。




比叡山山頂で心身充実の時間を過ごし、下山する坂本ケーブル延暦寺駅へ。
hieizan11.jpg




この駅の展望所からの景色。
海抜654mから見たこの景色は、私が青春を過ごした地域そのものです。こんなにちょうど見える展望所があったとは今まで知らずでした。
hieizan10.jpg




比叡山を下り少し歩くと日吉大社があります。全国の日吉神社・日枝神社の総本宮です。
私は遥か昔、ここで巫女を少し経験させていただきました。
hieizan12.jpg




西教寺。明智光秀一族のお墓があるお寺です。
私の出身高校では、入学後すぐの時期にここで合宿がありました。
hieizan13.jpg




坂本は穴太積みという石垣がたくさん残されていてとても風情があります。
hieizan14.jpg




名所はものすごくたくさんあるのですが、今回の私はこのあたりまで。


歴史を感じる坂本の街並みをゆっくり歩き、この放浪の終着地へ。
hieizan15.jpg



知っている道のりも逆に辿ることで見えてくるもの感じることがずいぶん違うと再確認できました。
心身に適度な刺激を与えられ、今、とても心が軽く、比叡山やその周辺に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

伊勢・伊良湖(三重・愛知/日本)

2013年01月22日15:37

私の生命が喜ぶに必要なのは日常の中に非日常があること。旅は不可欠。

********************
ヨガ師匠である龍村修氏は毎年この時期に伊勢の神宮参拝宿泊セミナーを開催されます。
今回は20年に一度の行事「式年遷宮」と重なり、何となく逃してはならない気持ちとスケジュール調整に難がなかったため初参加に至りました。
ise99.jpg
伊勢の神宮には龍村氏のご親族がご奉仕されていて、その繋がりがあるからこその内容が盛り込まれているのがこのセミナーの特徴です。


初日受付時に行程表が渡されます。そこで初めて今回参拝するお宮さんなどが判明します。
沖ヨガ(求道ヨガ)では適応能力を高めるためあらかじめ行程を伝えられないことは茶飯事。だから、師匠龍村修氏と同行時はいつもミステリーツアーとなってしまいます。
そんなお任せ状態で進む時間だからこそ、はからず自然に行き着くところが今私が行くべきところなのだという解釈になります。



伊勢の神宮は内宮(ないくう)外宮(げくう)を中心に125社の別宮や摂社などからなります。


早朝から内宮参拝へ。
私たちは正式参拝の服装で心身を引き締め、襟を正し緊張感を持って日の出直前に宇治橋を渡りました。
ise11.jpg



師匠が神楽殿で受付をされている間、すぐ側のこの景色に吸い込まれる感覚でずっと眺めている私がいました。
ise22.jpg
この奥は風の神様がおまつりされている「風日祈宮(かざひのみのみや)」だと知ったのはあとからです。


私の行動の殆どは、行ったあの場所や気になったあの場所は一体何だったのだろうとあとから調べる、という具合です。


私たちは御垣内(みかきうち)参拝やお神楽奉納などへ進んでいきました。




内宮の別宮「瀧原宮(たきはらのみや)」へ。
ise33.jpg
天照大神(あまてらすおおみかみ)が現在の位置に鎮座される前に少しの間だけ鎮座されていた場所だそうです。
鳥居を境に空気が切り替わることを最も強く感じられたお宮さんでした。



小学校の修学旅行以来の二見浦。
ise44.jpg
二見輿玉(ふたみおきたま)神社はカエルが縁深いことを初めて知りました。



ここではほんの少しだけの報告ですが、実際にはとても濃く詰まった内容でした。

あっという間に時間が過ぎ、セミナーの最終地の神宮美術館などへ。
ise1010.jpg
美術館ロビーで一本締めをしセミナーは終了しました。



今回はそこからまたダラダラ参拝を続けず放浪に切り替えようと歩き始めました。
けれど、美術館横の「倭姫宮(やまとひめのみや)」の鳥居前に差し掛かった時にスルーしてはいけない気持ちになり一礼して入っていってしまいました。
ise66.jpg
セミナー中にいくつかのお宮さんを自由参拝できましたが、数ヶ所、神殿前に私一人だけになるところがありました。
このお宮さんもそうで、他よりずいぶん長く私だけしか居ない静まり返った時間がありました。

その時すぐ手持ちの資料で調べると、倭姫宮は神宮の基礎を定められた倭姫命(やまとひめのみこと)がおまつりされているとありました。
基礎を固める事を大切にしたい私にその確認と継続を促して下さったのだろうと咄嗟に感じ、清々しくそして晴れ晴れした気持ちになりました。



この鳥居が今回の神宮参拝の出口だと感じ、ここできちっと締めておきたくなり深々と長くお礼を致しました。
ise77.jpg




セミナー中、遠方の別宮参拝へはガイドさん付き観光バス利用だったのですが、神宮近くを通る国道42号線は伊勢湾を通って伊良湖へ続き渥美半島を浜松方面へと繋がっている、と解説下さいました。伊勢湾フェリーの鳥羽・伊良湖ルートは国道42号線の海の部分を通る手段だということです。
irago33.jpg




そのことを知らず、セミナー参加を決めた時から帰路は伊良湖へ渡ることを決めていました。渡ったすぐ近くの宿の手配もしていきました。
ise88.jpg


また解説では、倭姫命は大和国から美濃、尾張を経由し伊勢に入られたということでした。現在は海の道の鳥羽伊良湖間はかつて陸だったのです。
私は倭姫命が伊勢入りされた道のりの一部を逆方向に辿ろうとしていることが判りました。たまたまですが特別な感覚です。


55分で海の道を通り抜け、15分ほど歩いて宿に到着。
ものすごく明るく少女な空気を持つ女将さんから受ける説明に、この宿は貝が堆積してできた裏の山"宮山"からの湧き水が空気に触れない状態で直接蛇口から出るようになっています、とありました。
ミネラルがとても豊富な水だそうです。

とても話し好きな女将さん。私のことを話したのは一人旅が好きだという事くらいであとは聞き役に。

「裏の宮山は原生林で人は入ることができなく山そのものが神様。ご神水をありがたく頂戴しています。この山には倭姫命の息子さんのお嫁さんが鎮座されていているんですよ。」と言い出され、私がついさっき伊勢の地で強く刺激を受けた神様に関わる話しが突然出てきたことに驚きました。

続けて、
「伊勢と陸で繋がっていたので、この辺りにもたくさんの天照大神に関する鳥居があるんですよ。」

やがて話しは伊勢湾のことへ逸れていったのですが再び、
「以前泊まられたかたが "夢にこの宿が出てきて探していたけどやっと見つけました。ここは宮山からこの宿を通って伊勢の神宮に向かって真っ直ぐエネルギーが流れています。ここは龍が通っています" と仰っていかれました。」と。


これらは私がお借りする部屋で聞いていたのですが、ふと、この部屋が、宮山・部屋の窓・部屋の入口・宿の玄関が一直線上に位置していることに気付いてしまいました。
おーい、女将さん!!その話しでいくと、この部屋が龍が一番通ってく道になるのではござらぬかー!?
・・・と聞きたかったけど、妙に怖くて言い出せませんでした。
irago11.jpg


話された事が本当かどうかは判りませんが、展開的に鳥肌です。

その晩は布団の中でピシーーっとした姿勢になっていた私。
時間が経ってからはそんな自分の姿に思い出し笑いです。



そしてもうひとつ。
「私たちの中には縄文(自然と共に生きる魂)がありますが、弥生(時代)にそれが崩れてしまいました。私たちは縄文(の精神)でなければいけないのです。」とも。

一人でどんどん喋られる女将さん、聞き入っている私。
それはいつまでも続くわけはなく空気を裂くようにフロントから女将さんの携帯電話に戻って来い音が。
慌てて戻ろうとされるその時、こう言い残されました。
「お客さんはとてもピュアですね。すごくそれを感じます。縄文のままです。」
社交辞令であったとしてもなんて嬉しい言葉だろうと思いました。


この女将さん、夢に出てきたことや直感そのままを取り入れるやり方で長年宿の運営をされてきたそうです。その感覚に共感できる私は頂いた言葉に深みを感じました。


お気軽な放浪がこんな展開になってしまったため、伊勢最後のあの鳥居は出口要素より新たな始まりへの入口要素が主だったな、と思い直さずにはいられませんでした。


翌朝、始発時刻の路線バスに乗るためフロントに鍵とお礼のメモを残し女将さんには会えないまま宿をあとにしました。
irago22.jpg




私にとっての神宮参拝とは、日本人として在るべき真実の姿とは一体どういうことなのかを感じるための時間、だと受け止めました。


私にたくさんの気付きを与えて下さった全てに感謝致します。ありがとうございました。
大切なことを胸に、また日常に戻ります。

プロフィール

福島のぞみ

Author:福島のぞみ
・健康運動指導士
・介護予防運動指導員
・龍村ヨガ研究所指導者養成講座第8期卒業

「自分の健康は自分で守る」
この意識向上を現代社会に広めなければと活動中

最新記事

こちらもどうぞ

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム